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ロッソ・デル・ヴェロネーゼ ルベオ 2015 ラルコ 赤ワイン
現当主ルーカ・フェドリーゴは1996年、両親からブドウ畑と桃園を14歳で引き継ぎ、ヴァルポリチェッラ地区におけるクラシック、かつ最高峰の生産者として知られるジョセッペ・クィンタレッリに数年勤続。その後、1999年に創業したワイナリーがこのラルコになります。
収穫したブドウを陰干しすることによって糖度を高める「アパッシメント」という手法を用いた、イタリアを代表する力強い赤ワインとなるアマローネ。ルベオは通常アマローネに使用される土着品種３種類を、やはりアマローネ同様に陰干しした国際品種カベルネ・フランと別々に醸造し、その後ブレンドしています。こうしてヴァルポリチェッラの伝統と国際性が混ざり合ったこの個性的なワインは、ブドウの出来が良い年にしかリリースされない特別なキュヴェとなっています。
実際にワイナリーに訪問し、このワインを試飲している間、頭の中に浮かんでいたのは、麻婆豆腐やホイコーロー等の辛みを伴った中華料理です。陰干しブドウに由来するほのかな甘味が、豆板醤や山椒の辛みを和らげながらも、そのリッチな味わいとお料理の濃厚なソースが絶妙にマッチすることでしょう。
（山仁 販売課 ソムリエ 福田雄人）
＜大橋MWの一言＞
日本では飲まれる機会が少ないアマローネですが、実は北欧を中心に、欧州ではリパッソというスタイルと同様に絶大な人気を誇るスタイルのワインです。第一印象にはほのかな甘みを感じるものが多く、その大方はわずかに存在する天然の残糖分（6-10g/L程度）や類稀なる凝縮度に由来しています。
クィンタレッリは個人的に大好きな生産者であり、このラルコは同社の根本精神を踏襲しながらも、より革新的なアプローチも展開する素晴らしい造り手と言えるでしょう。
プルーンやリコリスの香り、味わいにはピンと張ったテンションを感じながらも滋味深い奥行きを感じることのできるワインとなります。
＜商品概要＞
ワイン名：ROSSO DEL VERONESE RUBEO／ロッソ・デル・ヴェロネーゼ ルベオ
生産者：L’Arco／ラルコ
ブドウ品種：Cabernet Franc75%, Corvina15%,Rondinella5%,Molinara5%／カベルネ・フラン75%、コルヴィーナ15%、ロンディネッラ5%、モリナーラ5%
ワインタイプ：Red／赤ワイン
生産国：Ita]y／イタリア
生産地：Valpolicella.Veneto／ヴェネト州、ヴァルポリチェッラ
ヴィンテージ：2015
商品CD：73005
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