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水端(みづはな)1355 2024年 夏季醸造 500ml
日本清酒の始まり、その歴史を体験可能とする1本となります。上槽、火入れ、酒母による段仕込み、といった現代の酒造りにおける礎となる技術は、室町時代の奈良の大寺院における酒造りの中で確立されたという歴史を持ちます。その日本清酒発祥の地である奈良県に居を構える油長酒造が、古(いにしえ)の奈良に伝わる技法を再現することをコンセプトとした新ブランドが水端となります。
この水端1355は、1355年に記された御酒之日記の技法を再現されていることがその名の由来であり、その技法とは現代では失われた「夏仕込み」による清酒造りとなります。
生米を水に2日間浸漬させた乳酸酸性水である「そやし水」を酒母の仕込水に使用。発酵容器には大甕を使用し、真夏に発酵温度が30度を超える高温条件下で醸造するため、糖化がより旺盛に進み、その酒質は粘性豊かなとろみのあるテクスチャー、そやし水由来の高い酸味が感じられる濃厚な甘口スタイルに仕上がります。また、出来上がったお酒は陶器の容器(美濃焼)に詰めらることから、酒造りの始まりから終わりまで一貫して陶器の中で完結するという特徴を持ちます。
杏の果実香やヨーグルト、そしてヴァニラや熟成みりんの香り。濃淳な旨味と高い酸味、粘性豊かなとろみのあるテクスチャーと、途方もなく長い余韻が感じられる甘口のスタイルとなります。味噌と酒粕をじっくりと漬け込んだ「銀ダラの味噌粕漬け」や、乳性品のニュアンスを合わせた「ブリのゴマ味噌焼き等」がおすすめの一皿となります。
まさに、日本清酒始まりの時期にタイムトラベルするような感覚を体験可能とする1本です!この古来のレシピを再現した日本酒をお飲みになることで、日本清酒始まりの歴史を体験してみませんか?
(山仁営業開発部 ソムリエ 福田雄人)
<大橋MWの一言>
この「水端」のようなブランドの登場を業界人の一人として俯瞰すると、日本酒の時代が随分と大きく変化している様を感じることになります。そして業界人として、その変化を形成する一つ一つのシーンを正しく理解し、こうした個々の文化性における変化が「大きな潮流の変化」をもたらしていることを積極的にお客様に伝えてゆかねばならないと感じています。昨今までの日本酒における「精米歩合偏重主義」でさえ、戦後に発展してきた一つのシーンであり、それらも大切にしながら将来の日本酒シーンの多様性を楽しむべきだと考えています。そしてこうした多様性は確実に日本酒の消費者層をより広く、より深くするお手伝いをしてゆく、そんな素晴らしい流れであると考えています。この水端は正に日本酒における「バック・トゥ・ザ・フューチャー」!数に限りある限定品ではありますが、室町時代の日本人がどのような食事とこのようなスタイルの日本酒を楽しんでいたのかを創造しながら、是非お楽しみ下さい。
商品スタイル
・香のスタイル:★★★★★ (フルーティー★ ⇔ スパイシー★★★★★)
・味のスタイル:★★★★★ (淡麗★ ⇔ 濃醇★★★★★)
・甘辛のスタイル:★★★★★ (辛口★ ⇔ 甘口★★★★★)
<商品概要>
日本酒名:水端1355 2024 500ml
生産者:油長酒造
特定名称:非公開
米品種:奈良県産秋津穂
生産地:奈良県
アルコール度数:12%
使用酵母:非公開
日本酒度:非公開
酸度:非公開
アミノ酸度:非公開
精米歩合:非公開
醸造年度:令和6年
商品CD:6332
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価格:7,700円