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エスカロス・ヴィンヤード ピノ・ノワール 2019 ブランク・キャンヴァス 赤ワイン
アルタネーティヴ・バーガンディーとしてロンドンでは特に注目されている、ニュージーランドワインはマールボロ地方のピノ・ノワール種の1本です。弊社社長大橋ＭＷが今年（2023年）ロンドンの仕事から帰ってきたときに、
「スーパーマーケットのバーガンディーの棚が恐ろしく減っている。値段が上がり過ぎて、ビジネスとしては少し撤退気味なのかもしれない」
と語っていたことが非常に印象的でした。同時にその気候区分の近似性、そして比較的手頃な価格設定からマールボロ地方のピノ・ノワール種がバーガンディーに取って変わるもの
として注目集めている、という情報を得ることができました。
ブランク・キャンバスを手掛けるトムソン夫妻は、片やマスター・オブ・ワイン保持者、
片やワイン・メイキング・オブ・ザ・イヤー受賞者（インター・ナショナル・ワイン・チャレンジ）という卓越したプロフィールの持ち主であり、ブドウ畑の使用はシングル・ヴィンヤードのみという徹底的な拘わりから、途方もない品質のワインを生産しています。
サザンヴァレーに位置する北向きの急峻な斜面の葡萄を、全て手摘みで収穫し野生酵母にで発酵。そのうちの50％が全房発酵を用います。発酵容器には全てフレンチオークを使用し、そのうちの36％が新樽での発酵となります。
ブラックベリーやレッドチェリーにブラックティーの香り。凝縮した果実味、華やかでエレガントに仕上げられたミディアムボディのスタイルとなります。エレガントながらもややしっかり目のタンニンを持つこの赤ワインには、クレソンを添えた「ローストビーフのサラダ仕立て」がとても良く合いますよ！
（山仁営業開発部 ソムリエ 福田 雄人）
＜大橋MWの一言＞
同夫妻の醸すピノ・ノワールは、時に若いヴィンテージでの評価が非常に難しく、頑なに閉じたイメージを見せるワインになります。それは数時間程度のデキャンティングを施しても然程変わらなく、こうしたワインを評価してゆくのは特にプロフェショナリズムを意識することになります。しかし、いくつかの必然となる評価項目で追いかけてみるとその品質は歴然としており、今がただ寡黙な状態であることが判断でき、一般的には長期熟成には向かないとされる同国産ピノ・ノワールに新たな期待を湧かせるニュー・ホープであると言えます。是非熟成感を感じるまで保管して楽しんで頂きたい1本になります。
＜商品概要＞
ワイン名：ESCAROTH VINEYARD PINOT NOIR /エスカロス・ヴィンヤード ピノ・ノワール
生産者：Blank Canvas /ブランク・キャンヴァス
ブドウ品種：Pinot Noir /ピノ・ノワール
ワインタイプ：Red /赤ワイン
生産国：New Zealand /ニュージーランド
生産地：Marlborough, South Island /南島, マールボロ
ヴィンテージ：2019
商品CD：81656
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