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小公子 2022 ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン 赤ワイン
日本の高温多湿な環境に適応した、日本固有のヤマブドウ交配品種を使用した1本になります。
フランスのローヌ地方で約20年ワインを造り続けてきた大岡弘武氏が、世界で勝負できる日本ワインの産地を造るべく移住した地が岡山になります。
大岡氏は、130年以上の食用ブドウ栽培の歴史を持つ岡山の美しい景観を守るため、耕作放棄地のブドウ畑への転用やワイン醸造用ブドウへの転化を推奨する次世代に繋がる地域活動を行っています。2021年には、ワイン造りに関心を持つ人が会員となってブドウ栽培からワイン醸造までを共同で行うプロジェクト「おかやま葡萄酒園」を育種家の林慎悟氏と立ち上げ、地域を盛り上げていく取り組みも行っています。
このワインは共にヤマブドウ交配品種である、山梨市牧丘町で完全無農薬にて栽培された小公子種と、岡山県倉敷市の有機栽培に移行中のフジノユメ種から造られています。
全房にて発酵タンクで3週間のセミ・カーボニック・マセレーション。その後、同タンク内で足踏みにて破砕し、バスケット・プレスで2日間かけてゆっくり圧搾。ワインは古樽に移されて発酵を続け、発酵後も同樽にて9か月間熟成されます。
ブラックチェリーやブルーベリーなどの果実やクローヴなどのスパイスの香り。生き生きとした果実味と高めの酸味、豊かなタンニンのミディアムボディのスタイルになります。
岡山名物のデミカツ丼を模したデミグラス・ソースで頂くトンカツとお楽しみください。濃厚でスパイスの香りを有するソースに、このワインのもつ果実味とスパイス香がとても良く合いますよ。
(山仁営業開発部 ソムリエ 池田重則)
<大橋MWの一言>
フランスのローヌ地方で活躍した時代には、シラー種、そしてグルナシュ種におけるその土地の表現を赤ワインに詰め込んでいた大岡氏。日本に帰国後は品種は違えど、その土地、その国に根付く品種の表現に専心するという意味では、従来と根本精神は変わっていません。
その香味には大岡氏の節回しがしっかりと生きています。ほのかな揮発酸によってリフトアップされる果実味、そして凝縮感と共に、(酵母接触による)マノプロテインの溶出による粘性の高さ。是非しっかりと捉えてみて頂きたく思います。
<商品概要>
ワイン名:SHOKOSHI /小公子
生産者:La Grande Colline Japon /ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン
ブドウ品種:Shokoshi , Fuji no Yume /小公子, フジノユメ
ワインタイプ:Red /赤ワイン
生産国:Japan /日本
生産地:Okayama /岡山県
ヴィンテージ:2022
商品CD:50392