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8月 大橋MWセレクトワイン4本セット
毎月のテーマに沿って、大橋MWが厳選したワインのセットです。
今回のテーマである「ギリシア料理」とのペアリングをお楽しみ頂けるワインを取り揃えました!
本格的な夏の到来です。そして盛夏らしく、今月は地中海に張り出した半島国家「ギリシアの料理」にファーカスを当ててみます。トマトやナス、ズッキーニ等、多くの野菜をふんだんに使用し、オリーヴオイルやハーブの風味付けを行うのがその特徴となります。ワインはギリシアの赤ワイン1種を含む、白ワイン2種、オレンジワイン1種を加えた合計4本の銘醸ワインセットとなります。これらのワインで夏の彩を楽しみましょう!
1.利果園 堅下本葡萄 2022 カタシモワイナリー 720ml 白ワイン
2021年に国税庁が定める地理的表示「GI大阪」が制定され、現在、多くの関心や興味を持たれているワイン産地である大阪を代表するワイナリーが醸す軽快なスタイルの白ワインです。
柏原市に居を構えるカタシモワイナリーは、明治時代初期よりブドウ栽培を始め、1914年(大正3年)にカタシモ洋酒醸造所として設立された、現存する西日本最古のワイナリーになります。自社畑での栽培では、この地では堅下本葡萄と称される甲州種やデラウェア種などのブドウを除草剤不使用で減農薬に取り組み、醸造の過程で出た搾り粕を使用するなど可能な限り有機肥料を使用しています。
このワインは、9月18日から24日と10月3日、4日に収穫した自社畑の「エコ農産物認証」を受けた甲州種を収穫別にステンレススチール・タンクで発酵。10月収穫分をメインにブレンドされた後にボトリングされます。
青リンゴや白桃などの果実、グースベリー、火打石の香り。フルーティーな果実味と中程度の酸味、わずかなフェノリクスを感じる軽快な辛口のスタイルです。
(山仁営業開発部 ソムリエ 池田重則)
<大橋MWの一言>
大阪府が実は古い歴史を有するワイン産地であることはあまり知られていません。この地で「エコ農産物認証」を受けた、歴史的なご当地品種「甲州種」による、青リンゴや白桃の風合いのすっきりとした限定品のこの1本には、香ばしい「サガナキ(チーズのオリーヴオイル揚げ焼き)」をお楽しみ下さい。
2.マスダチェ 2020 プロ・ロフェ 白ワイン
北アフリカの沖合に浮かぶスペイン自治州のカナリア諸島で造られる、世界的なトレンドである海の影響を受ける「島のワイン」と、火山の影響を受ける「ヴォルカニック・ワイン」を合わせ持った1本になります。
プロ・ロフェは2017年、モロッコから西に約100キロメートルに位置する火山の島、ランサローテ島に設立された新しいワイナリーです。ワイン商のライコ・フェルナンデス氏とポルトガルのニーポートやスペインのラウル・ペレスで研鑽を積んだ、ワインメーカーのカルメロ・ペーニャ・サンタナ氏、そして栽培農家のヴィセンテ・トーレス氏の3人が起ち上げたプロジェクトになります。
サハラ砂漠からの熱い風と、乾燥して水はけの良い火山灰土壌に対処するため、「オジョ」と呼ばれる約2メートルの穴を掘りその中でブドウを育てる栽培法は、穴の中の火山灰が夜露の水分を保持し、日中の熱を夜間に放出することを可能としています。
マスダチェ地域で混植されている樹齢100年超のブドウを混醸したこのワインは、プレス後、全体の半分をセトリングした後に228リットルのフレンチオーク樽で発酵を行い、同樽で7か月間熟成されます
リンゴや黄桃などの果実や火打石の香り。ピュアな果実味とやや高めの酸味、塩味を帯びた豊かなミネラル感の滋味深い辛口のスタイルです。
(山仁営業開発部 ソムリエ 池田重則)
<大橋MWの一言>
世界中のワインジャーナリストの注目の的となっている大西洋に浮かぶカナリア諸島。まるで火星に降り立ったような火山の大地から、杏やネクタリンのような果実味、そして火薬のようなミネラル感を持つ凝縮感あふれる白ワインが産まれます。「サジキ」と称されるヨーグルト・ディップに、季節の白身魚のフライを付けながらお楽しみ下さい。
3.ルカツィテリ 2019 シャラウリ・ワイン・セラーズ オレンジワイン
インターナショナル・ジョージアワイン・アワードの頂点に輝いた実績を持つ、ジョージアの典型性あふれる見事な品質のワインを醸す生産者の1本です。
8000年の歴史を誇るワイン発祥の地として知られるジョージア(旧グルジア共和国)は、2013年、同国のワイン醸造の伝統である「クヴェヴリ(甕容器)によるワイン醸造」がユネスコ世界無形文化遺産に登録されたこともあり、世界中から注目が集まるようになりました。
シャラウリ・ワイン・セラーズは、ジョージア東部内陸部に位置するカヘティ地方のシャラウリ村に、ギガ・マカラウズ氏によって2013年に設立された小規模なワイナリーです。
コーカサス山脈からの冷たい風が吹き下ろす比較的冷涼で乾燥した気候のもと、この国の固有品種のみを自然農法で栽培し高品質なワインを生産しています。
ルカツィテリ種から造られるこのワインは、プレスした後に果皮や種子などと共にクヴェヴリにて12日から16日間の自然発酵。その後、同容器にて果皮や種子と接触させながら6か月間の熟成を行い、それらの固形物を取り除き更に6か月間熟成されます。
アプリコットや枇杷、温州みかんなどの果実、ジャスミン・ティーやクローヴの香り。幾分厚みのある果実味とやや高めの酸味、しっかりとしたフェノリクスが感じられる辛口のスタイルです。
(山仁営業開発部 ソムリエ 池田重則)
<大橋MWの一言>
その歴史的醸造がユネスコ無形文化遺産に認定されている本格派ジョージアワイン。同国を代表する品種によるジャスミン・ティー、そしてアプリコットの風合いを持ち、しっかりとしたグリップ感を感じるこのオレンジワインには、スパイシーさが魅力的な「ケフテデス(ギリシア風ミートボール)」を是非お試し下さい。
4.カリ・リーザ 2019 キリ・ヤーニ 赤ワイン
ソムリエの起源を持つギリシアの代表的な固有品種で、イタリアの高級品種ネッビオーロ種との類似性が話題となっているクシノマヴロ種から醸される1本です。
キリ・ヤーニは、数世紀に渡って家族経営でワイン造りを行ってきた名門ブタリス家が1997年に確立させた、「ギリシアのロマネ・コンティ」と称されることもある、現地の人々の誇りのワインブランドです。同様に世界のトップ・ソムリエや有名評論家、MW達もギリシア最高峰格の造り手の一つとして賞賛しています。
このワインは、高い酸味と豊かなタンニンで知られるギリシアの固有品種クシノマヴロ種から造られた1本で、ナウサとアミンデオンというクシノマヴロ種の2大生産地の中でも、よりエレガントなスタイルに仕上がる寒冷な産地アミンデオンでブドウを使用しています。
有機農法を駆使し自根で栽培された樹齢60年を超えるクシノマヴロ種をステンレススチール・タンクで発酵の後、225から500リットルのフレンチオーク樽で12か月間熟成されます。
ラズベリーやブラックチェリーなどの赤い果実、クローヴ、スミレの花の香り。熟した果実味を引き締める高い酸味、やや高めの渇いたタンニンを感じるミディアムボディのスタイルです。
(山仁営業開発部 ソムリエ 池田重則)
<大橋MWの一言>
ギリシア北西部の山岳地帯で栽培されるこのクシノマヴロ種は、イタリア北西部のピエモンテ州産のネッビオーロ種との近似性で有名です。有機農法で栽培された名門が醸す比較的エレガントなテクスチャーを見せるこの赤ワインには、「ゲミスタ(トマト、ピーマン等の米・野菜詰め)」を推奨させて頂きます。
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