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2020/07/03 17:37

当ショップソムリエが厳選したワインを新たにリリースして参ります。


<ソムリエ・池田重則より>
弊社社長の大橋がMW試験に合格した年に日本を去り、故郷オーストラリアに戻ったネッド・グッドウィンMW。同氏がコンサルタントとして各種のワイン・コンポーネントをブレンドして仕上げた比較的アプローチャブルな価格帯のワイン、それがこのシロ(白)となります。
オーストラリアのワインは今や高品質であることで十分な名声を得てはいるものの、とかく低価格帯になると日本市場には大手商品が多く、画一的なイメージを中々払拭することが難しい、という会話を二人で交わしたことがきっかけとなり、取り組みが開始されたプロジェクトとなります。
エキスプレス・ワインメーカーズは2011年に、西オーストラリア州でも特に冷涼な気候として知られるグレート・サザンに設立されました。醸造家であるライアン・オメーラ氏はオーストラリアにおける若手の登竜門である「Young Gun」にノミネートされるなど高い注目を浴びています。オーストラリア産の自然派ワインに感化され、その全ての畑において有機栽培を実践。収穫を早めに行うことにより酸を高く保ち、SO2の使用を極力減らしています。また、全房発酵を採用することにより複雑性を与えることにも成功しています。自然発酵でありながら、非常に綺麗な醸造を心掛けて醸された辛口のスタイルです。                          
(山仁営業開発部 ソムリエ 池田重則)

<大橋MWの一言>
わが師ネッドが「ドリンカビリティー/drinkability」、すなわちアプローチしやすい飲みやすさに力点を置いてブレンドした、一流生産者の1本です。「アプローチしやすさ」を前面に出すためにワイン名もシンプルな「Shiro(白)」。そしてブドウ品種とかもあまり気にせずに、ワインのスタイルや香味と向き合ってほしい、というメッセージが込められています。
際立った酸味で有名なシュナン・ブラン種がベースとなり、更に冷涼地域産とあって、ワインは少々の還元的なフェーズを見せるものの、味わいの軽快さと果実味の充実感はしっかりと表現された、正にモダン・オーストラリアを代表する1本に仕上がっています。