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2020/05/28 10:40


当ショップでは3人のソムリエ達が毎月3本ずつ厳選したワインを新たにリリースして参ります。


本日はソムリエ・福田雄人の今月のセレクト第1弾です!


 



<ソムリエ・福田雄人より>


1910年、スペインから移民した初代オーナー、ホセ・マリア・グラスがコルチャグア地区の中心地サンタ・クルーズにてブドウ栽培を開始。


93年に孫のエルナンとエドアルドが、コルチャグアのサン・ホセ・ヴィンヤードで家族エステートである、モントグラスを創業。


短期間で評価を築いたこのグラス家が、よりテロワールを表現したワインを目指して2018年に創設したのが、このドメーヌ・デ・グラスです。チリの冷涼気候産地を中心に、ブルゴーニュ品種やカベルネ・ソーヴィニョンを主に栽培。


その圧倒的なコストパフォーマンスの高さ故に、現在チリで最も注目されているワイナリーの一つとして、高い評価を得ています。


エステート・カベルネ・ソーヴィニョンはコルチャグア・ヴァレーの自社畑、サン・ホセ・ヴィンヤードのブドウを主体に造られます。


全体の10%をオークの古樽で6か月間熟成。除草剤を極力使用しないリュット・レゾネによる栽培です。


弊社の社員研修でのテイスティング後に社内でも多くのファンが生まれたリーズナブルなこの銘柄。皆様が日々楽しむワインの新たなポートフォリオに加えて頂ければ幸いです。


<大橋MWの一言>


日本で最も消費されるワインの生産国であるチリ。この国は日本と同様、多くのワイナリーが栽培家からブドウを購入してワイン醸造を行う文化が普及しています。


そんな中で非常に珍しい「ドメーヌ」のコンセプトを有した生産者がこのデ・グラスであり、アプローチャブルな価格帯であることも嬉しい限りです。毎年の品種毎の出来はまだ多少のアップダウンはありますが、同国のこの業界において、こうした大胆な取り組みを採用したことが賞賛に値する事象であると考えます。


スパイス、ブラックベリー、そしてわずかなユーカリの香り、この価格にしてフィニッシュの焦点が見事に合っており、このヴィンテージでは確実に「買い」と言える次世代のチリ・ワインです。


是非お試しください!