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2020/05/25 09:42
当ショップでは3人のソムリエ達が毎月3本ずつ厳選したワインを新たにリリースして参ります。
本日はソムリエ・池田重則の今月のセレクト第3弾です!
<ソムリエ・池田より>
ニュージーランド南島、氷河が浸食した渓谷や湖が点在するセントラル・オタゴのワナカ湖畔において、ロルフ・ミルズ氏が1982年にブドウ畑を開墾、1989年に最初のワインをリリースしたのがこの生産者の始まりです。
現在ワインメーカーは息子のニック・ミルズ氏に引き継がれていますが、同氏はフリースタイル・スキーの元ニュージーランド・チャンピオンで、1998年の長野オリンピック出場を膝のケガで断念。
その年にフランスに渡りジャン・ジャック・コンフュロンやドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティなどで4年間研鑽を積み、2002年にリッポンに復職。
世界でも数少ないフィロキセラの被害を受けていない多様なシスト土壌の畑で、ビオディナミ農法を実践しています。真夏の気温は35度を超え、夜間は10度以下まで下がる大きな日較差が、ゆっくりと成熟する豊富な酸を保った高品質なブドウを生み出しています。
豊富なミネラル感、そして柑橘や白桃のほのかな香り、タイトで締まったテクスチャーが、冷涼なこの産地の風景を映し出すかの如き表現で迫ってきます。
<大橋MWの一言>
私にとってニュージーランド・ワインのポートフォリオで絶対に外すことが出来ない生産者、それがこのリッポンです。
世界で最も美しい景観を有する、ワナカ湖畔の丘陵地のブドウ畑からの、滋味あふれるエッセンスが詰まった1本。
その滋味を味わい尽くすつもりでこのワインの香味に時間を割いて向き合って頂きたい、そんな風に思えるワインです。
と、コメントを書いているうちにしばらくぶりに飲みたくなったので、山仁に注文してみます(笑)。
是非お試しください!